コーリー・グッド最新情報 パートⅡ

2016年8月


admin    22 8月 2016
 kaaree, intel, anshar    169,139

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ロー・ティール・エールはいつも通りに挨拶してくれました。ロー・レイン・エール、ロー・マール・エールとゴールデン・トライアングル・ヘッドの存在は10メートル先にいて、どうやらこちらに注意を向けているようです。

ティール・エールは「一なるものの法則」と同じ言葉使いで私と交信し始めました。

この夏、私がヨシュア・トゥリーでカンファレンスに出席していた時、思わぬ体験がありました。「砂漠でのコンタクト」のイベントで、空高く点滅している青い光を、多くの出席者がしばらく見ていました。通常の飛行機であれば、対となる赤いライトがあるのですが、それはありませんでした。しかも、点滅する青い光は飛行機とは全く違う動きをしていました。前後に動いたり、左右に動いたり、いろいろと違うパターンで動いていました。私が自分の目で確認すると、興奮してデービッドに電話しました。彼もすぐ外に飛び出してしばらく観察しました。

次の朝、キャビンのベッドにいたら、突然あらゆる年齢層の混声コーラスが聞こえてきました。「我らは唯一で無限の創造者の言霊を使わし者なり、世話する者なり」と繰り返していました。私はすぐベッドから飛び上がり、外に出て声の主を見つけようとしました。広がる砂漠をいくら探しても、上空を見回しても、何も見つかりませんでした。やがて声が止みました。キャビンに戻ってベッドに座り、何が起きたのかを考えました。ベッドボードの宮棚に置いてある「一なるものの法則」(第一巻)をちらっと見ました。

もう何ヶ月間も、その本を読もうと試みました。でもいくら読んでも、何も頭に残りませんでした。いままでは読もうとすると、必ず気が散ってしまいます。無理に先を読み進もうとすると、文字がまるでページの上に浮かび上がるように見えて、少しめまいと吐き気さえしました。

その時、なんとなく手を伸ばしてその本を手に取りました。そしてはじめてその本を読んで内容が頭に残るようになったのです。本を読み終えた後、次にティール・エールに会ったとき、本と同じ言葉使いで話しかけてきたのには驚きました。それから、彼に直接に質問して、人間の言葉に置き換えやすい答えが返ってくるようになったのです。

それから約一週間後、また部屋に入った青いオーブに起こされました。今回の会合にも事前の連絡はなかったので、心の準備や着替えはできませんでした。連れて行かれた球体では、ティール・エールが待っていました。そこで、混声合唱で聞いたあのフレーズは、ゴールデン・トライアングル・ヘッドの存在からの最初のコンタクトであったことを知らされました。ティール・エールは彼の名前を教えてくれましたが、非常に短い音で、殆ど発音不可能でした。ただ、全体の話の流れから、その名前を使われたとき、それは誰を指して言っているのかは理解できました。

冒頭の会合に話を戻しますが、ティール・エールは目の前に立っている私に交信しはじめました。私の意識は回りの宇宙絶景に引き戻されました。球体は金星や地球に向かってゆっくりと動き、太陽系外への旅を続けています。ますます消えていくように見えました。前回でも見かけたように、太陽は奇妙な放電をパチパチとしています。太陽のコロナから、円弧状の電気からなる光の輪が拡散しているように見えました。

そして、私はティール・エールから次の映像を受け取りました。太陽が一連の強力なエネルギ爆風を、脈打つように発散して、その波を地球の磁場に打ち付けて、地球の回りを包んでいるように見えました。エネルギは北極点と南極点から地球の核に流れ込み、そこから地表に流出しました。

いくら地下深くに隠れて高度な技術で守られていても、このエネルギの波から逃れることはできまいと思いました。いま見た情景についての説明を期待しました。でも、ティール・エールが伝えたのは、すでに明らかになったことと、もうすぐ起きることが、私たちの共同創造を担う集団意識によって左右されるということでした。

太陽系での出来事に、エネルギも宇宙論も集団意識も絡んでいることに別にショックは受けませんでした。でも、私たちの集団意識がこの現実をいかに影響しているかを知って、驚きました。ティール・エールはさらに「この惑星の最後の一人まで、全員はこの過程に影響を与える重要な存在です。とりわけ重要な人もいなければ、特別な人もいません。それはワンネスのメッセージなのです」と言いました。ワンネスとは、「一なるものの法則」のシリーズの中心をなす大前提なのです。

さらに、今私たちの太陽系に囚われている他の存在の意識も、この過程に寄与しているとも言いました。強まり続けるエネルギの波は、地上で人々の振る舞いに変化をもたらすだけでなく、太陽系内の様々な基地や乗り物にも影響を与えています。この惑星の人々の思考や振る舞いに影響を幾千年間も与え続けてきた「挙動修正グリッド」にも干渉しています。その結果、民衆に与える影響を維持するために、このグリッドの出力は最大限まで引き上げられています。その副作用も同時に引き上げられているのです。

このエネルギの変化と、マインドコントロール・グリッドの出力の増加によって、人々は不可解な行動を取り始め、無関心になり、無気力になっています。最近の数ヶ月間に、私自身以外にも、回りの人間にも、その兆候が現れています。

ティール・エールによると、私たちは「複数の時間現実」がますます合流する地点に到達しました。私たちの太陽からのエネルギ放射が増していくのにつれて、その合流も飛躍的に加速していくのです。

「マンデラ効果」についての質問をメールで受けましたが、調べる余裕はありませんでした。コズミック・ディスクロージャーの最近の収録で、ガイアのプロデューサーがこの話題を取り上げてその内容を聞かせてくれました。興味が大いに湧いたので、私は家に戻ると早速その現象について詳しく調べました。

ティール・エールはこのマンデラ効果が実際にあった体験で、合流の終わりに達するまで、私たちがますます体験することになる事例の一つだと言いました。最終的に、私たちがどの時間現実の体験を選ぶのか、それを導くのは私たちの共同創造意識なのです。最適の時間現実を、みんなで実現するための小さな窓が現れますが、人類をそれに押し込めるかどうかは、私たち次第なのです。

続いて、ティール・エールと私は、私個人のことや回りの人間も含め、他の話題について話し合いました。その中に出たのは、もしこの時代にアセンションに進めるとしたら、その準備ができた人間の割合でした。あまりにも驚愕的な数字でした。なんと、約 0.042% です。2300人に一人未満という割合です。私たち全員のカルマを解消し、各自の他人奉仕の度合いを引き上げるのに、どうも時間はあまりにも足りなさすぎるようです。

私たちが最適の時間現実に向かう方向へ舵を切ったかどうか、どうすれば分かるかを尋ねました。それに対してティール・エールは、「世界がデービッドと私の回りで揺らされるのなら、私たちの集団意識が最適以外の時間現実を選んだことに気付くでしょう」と答えました。その場合、デービッドと私は歯ぎしりして、何が起きたかをを理解するでしょう。

それが地震を意味するのかと思いましたが、デービッドと私はかなり離れた場所に住んでいます。私たちが同じ地震を経験する可能性は非常に低いです。でも、デービッドに相談すると、ポールシフトが起きるシナリオであれば、地震や火山活動、津波、巨大嵐が世界規模で多発することを彼は指摘しました。私たちが自分たちの将来について、最適の時間現実へ向けて舵を切る能力を持っていることに注目して下さい。それには、完全開示を押し進めることと、私たちのポジティブの度合いとアセンションに向ける努力を上げていくことが必要不可欠でしょう。

訳注: ティール・エールの回答を原文のままで忠実に翻訳しました。これをどう解釈するかが大きく結論が分かれるところでしょう。テレパシーでのイメージを言葉にした場合の危うさがはっきり分かる例ですね。ただ、ポールシフトを指しているのなら、わざわざこんな限定された表現を使う必然性は全くないように思います。「デービッドとコーリーの回り」という部分がキーワードのように思います。

それについてさらに聞こうとしたら、青いオーブの到着に気付きました。オーブはゴンザレスを他の三人の隣に降ろしました。ゴンザレスは彼らに面と向かって話していました。私とティール・エールの会話が切り上げられたとき、そのグループ全体が私たちから3メートルほどのところまで滑って移動したように見えました。

ゴンザレスが大きな笑顔で「寂しくなかったかい?」と話しかけてきました。以前と同じユーモアのセンスが残っていてよかったと思いました。マヤ文明のグループも同席した、SSP同盟との会合から帰ってきたようです。彼は私の肩に手を回して、一緒に散歩するように促しました。彼が青いオーブに連れて行かれた時に中断した会話を再開しました。

「どこまで話したっけ?」と自分に言い聞かせながら、少し前に話したことをもう一度おさらいしてから、その続きに入っていきました。

南極での話を繰り返した時、言いそびれた情報をいくつか教えてくれました。特に目立ったのは、私が見た廃墟の近くに古代の埋葬地があったことです。そこには18000年から60000年以前までの墓がありました。そこから掘り出されたのが、細長い頭蓋骨と奇妙な骨格を持つ人間以外の種族でした。具体的にいうと、彼らの胸郭と股関節の比率が普通の人間とは違うのです。その説明がエジプトのファラオであるアメンホテプ4世と彼の妻であるネフェルティティと一致したので、私はすぐ理解できました。さらに、氷床の中に急速冷凍で保全された同じ存在の死体が、ほかの数々の先史時代の動物の死体とともに発見されました。一部の廃墟は地上まで押し上げられて、氷の中で急速冷凍されました。まるで巨大な津波が急に凍った様子です。それが短時間のうちに急速に起きたため、これらの構造物の住民は事前の警告を殆ど受けていなかったようです。まるでポールシフトが起きたのです。

ゴンザレスは地下のエンシャールのところで数週間過ごした時に見た面白いことも教えてくれました。現地偵察の結果として、彼は行けるところは全部行って、いろいろ見て情報を手に入れました。二回ほど、祭司階級の二人組が壁しかない行き止まりの通路を下っていったのを見かけました。彼らは壁を通り抜けて入りましたが、彼にはそれが出来ませんでした。彼らの入った部屋を覗く方法を見つけるのはかなり大変でしたが、それでも壁の割れ目を見つけて彼らの行き先をのぞき見ることが出来ました。中には、異なる種類の巨人が何人かいて、二人の祭司と会話していました。彼らの身長はバラバラでした。この巨人たちは非常に怒っているようでした。囚人か難民みたいです。前方で祭司と会話していた大柄の巨人は頭を抱えていました。ゴンザレスの表現でいえば、うめき声を上げているようでした。その出来事が起きてからしばらくすると、ゴンザレスは嫌われてしまい、去るように言われました。なぜその巨人達がそこにいるのか、理由は分かりませんでした。

続いて、ゴンザレスは地球同盟とカバールの各シンジケート間の交渉について話してくれました。交渉は短期間での決着がつきそうもありません。彼らはシンジケートのメンバーとその下に働く者、故意か不本意か、両方の運命について議論しています。これらのシンジケートの主張は、全員が免責を受けて訴追を免除されるか、誰一人免責を受けないという二者択一です。彼らがいう全員とは、地球上に限らず、地球外も含めて、認められていないあらゆる計画で働いたことのある者全員なのです。当然その中に私も含まれています。

さらに、彼らは次の百年間にわたり、徐々に、コントロールされた部分開示を主張しています。彼らはいかなる機密文書の放出をも反対し、それが地球上の社会経済システム全体の不安定化を招くと主張しています。完全開示は、カバールの犠牲になった国々の暴動・怒り・パニックを招き、混乱と多くの死者を出しかねないと彼らは反論しています。犠牲になった国々が互いの経済をつぶし合い、突発的な攻撃行動に出て、それが大規模な戦争に拡大しかねないとも主張しています。地球同盟のメンバーの多くも、完全開示になった場合、このシナリオの実現を不安視しています。

そして彼は、シンジケートが情報の大量開示に対する対抗策を準備していることにも言及しました。彼らはインターネットを完全停止させるキル・スイッチを開発しました。それによって、特定の地域で通信から電気までをも止めて、情報の閲覧を阻止できるようにするのです。彼らの支配下の組織メディア放送を使って、情報を閲覧した人からの反応を抑えることも出来ます。彼らの計略と相容れない動画、記事・ソーシャルメディアの投稿を修正または削除することもできます。機密文書の大量開示が情報公開戦争の発端になるかもしれないとゴンザレスは言いました。

パナマ文書はカバール側の先制攻撃のようです。それによって、地球同盟側にいる多くの人間の犯罪証拠をカバールが握っていて、彼らを裁判にかけられることを示したのです。

そのため、機密文書の一斉公開は短時間内に一気に放出する必要があると考えられています。そのほうが高い確率で民衆に届きます。このシンジケート達はずっと第三次世界大戦を起こそうとしていますが、まだ何の成果もありません。

彼らは相変わらず、二座の巨大火山を爆弾で噴火させ、地球絶滅レベルの自然災害を起こすと脅し続けています。こんな行動が許されるとはとても思えませんが、地球同盟の大半はそのリスクに賭けることが許されないのです。

大気圏の上層部、地球周りの各所や太陽系内の各天体では、小競り合いが続いています。先進的な宇宙船が人口密集地に墜落する危険性が、どちら側にとっても現実的なものになっています。万が一墜落が起きた場合、どちら側も現場に直行する対策班を用意しています。

彼らは様々な架空話をでっち上げています。中には、原子力駆動の人工衛星が墜落して広範囲に汚染を及ぼしたというものまで含まれています。そのため、連絡が来るまで、人々は逃げ出しまたは家の中に閉じこもることを余儀なく強いられます。地元住民に撮影されたり、証拠が残ったりしないように、様々な架空話が作られていて、彼らが現場をきれいに片付けられるようにしています。

これらの小競り合いによって、様々な軍用人工衛星や兵器システムが破壊され、大気中で燃え上がったり、または軌道の外に放り出されています。どんどん活発になっていく太陽活動も、一部の機器に故障を起こし、機器損失の原因になっています。

私たちはさらにいろいろな話をして、最後は前にも話したように、SSP同盟からの和解提案で締めくくりました。もし彼らがまだLOC(月の運営司令部)の治療技術を利用できるのなら、私にも使えるようにしただろうと伝えてくれました。残念ながら、現段階では彼らはその権限を失ってしまいました。それでも、私がSSPの 20-and-back プログラムで被った健康問題の足しになるよう、なんとか医薬品を都合してくれるようです。

また、公的にラングラーを私に謝罪させることも提案してくれました。でも、彼の話題が出ただけで、私は気が動転してしまい、彼と再び関わる未来には何の有り難みも感じられませんでした。私の気持ちを察したように、ゴンザレスはラングラーが自宅監禁状態になったことを教えてくれました。ラングラーが代理人による私への追究を拒んだためでした。

それでも、ラングラーが私に無理強いした要求を、SSP同盟が私に受け入れてほしいと頼んできました。彼らのスパイになって命令に従って欲しいのです。私が受け入れれば、彼らから金銭と後方支援を受けられます。その代わり、デービッドや他の人への情報漏洩を封じられることになります。私への和解提案は口先だけのように感じました。私は丁寧に断りました。

けれども、将来はいずれ、彼らとスフィアビーイング同盟の連絡係として、彼らの前に立つことになるだろうとゴンザレスが言いました。他の地球外グループが開く将来の会合にも、彼らは出席することになるでしょう。従って、私はどうにか彼らとは良好な関係を保つべきだと助言してくれました。でも現時点では到底無理な話でした。

私たちが会話を切り上げる前に、まもなく訪れるアメリカの大統領選や、ほかの些末な話題について話しました。たとえ就任式の日に諜報員を送り込んで彼を背中から刺すことになっても、トランプがアメリカの大統領になることを、カバールは決して許さないだろうとゴンザレスは言いました。

さらに、ゴンザレスは数ヶ月前に私たちが話していたある話題を取り上げました。定位置について社会混乱を仕掛けようとする諜報員と作戦部隊を、DHS(国土安全保障省)が静かに準備しているそうです。彼ら(SSP同盟)はその混乱を力尽くで鎮めるつもりだそうです。これらの作戦部隊員を尾行するため、軍部内の複数の組織が特別部隊をつけることを強いられました。この特別部隊は普段着を身にまとい、環境に溶け込むように特定の地域で仕事に就いています。

人種間のぶつかり合いを煽って暴動を起こした最近の作戦の成功を、カバールは楽しんでいるようです。この作戦が大統領選やその先までも拡大されていくことが予想されます。また、大衆の関心をそらす作戦として、同盟の国々が米国の長期国債を売却し始めて、米ドルを完全に見捨てる作戦に移ることも予想されます。

そして、殆ど予期せずに、二人とも青い球に運ばれてその場から離れました。私は突然自宅に戻されました。それから、数時間をかけて受け取った情報をおさらいしてから、普段の家庭生活に戻りました。

続く数週間、さらにカーリーとは何度か会いましたが、殆どが個人的な話でした。

そして8月3日に、カーリーから連絡がありました。土星の軌道外と金星にある古代ビルダー種族の基地へ再度訪れることになりました。心の準備をしておくように言われました。私は瞑想をやり始め、この接触のためのしかるべき精神状態と波動に持って行こうとしました。そうしなければ、かつてゴンザレスがされたように、おそらく私も追い返される可能性があったでしょう。

それから一週間後、8月10日に、やっとこの会合が実現しました。入ることを拒否されはしないかと、私はやや緊張して神経質になりました。

その日の朝、中央標準時の午前3時を少し回ったところで、部屋の中に白い閃光が現れました。私はすでに服装を整えていました。目の前にカーリーとエンシャールからの男性二人が立っていました。そこは以前にも来たことがある、彼らの格納庫のすぐ外の部屋でした。

私たちは青い座席のあるエンシャールの宇宙バスに乗り、頭上の青い渦を通って出発しました。海面上に出たとき、青い渦は足元に見えました。そのまま大気中をまっすぐ上昇しました。LOCなどが航行管制していて、通過の度に「タイムカードを押さなければいけない」大気圏の空域を通り抜けました。今回の金星への移動は前回よりも速いようで、約10分しかかかりませんでした。

金星から、前回と同じ距離のところに止まりました。今回は、金星の軌道に捕らわれた小惑星や破片類らしきもの以外は、他の宇宙船の通行は無いようです。そこで、移動にかかった時間以上に待たされました。そして、「許可が下りたよ。用意はできた?」とカーリーが聞いてきました。

地表への接近があまりにも高速すぎて、通り過ぎた分厚い黄色っぽい雲を観察する余裕が殆どありませんでした。地表から約300メートルのところに止まりました。風雨の浸食がすさまじかったようで、奇妙な形に蝕まれた山がちょっと人工建造物に見えました。

エンシャールの宇宙バスが透明になると、回りにデータが現れ始めました。

見下ろすと、クレーターの中にそびえ立つ巨大なH字型の建造物が見えました。H字の中央に沿って対称的な溝がきれいに切り出されています。溝の深いところは、私たちの乗り物の照明に照らされました。そこへ向かって船はものすごい速さで移動しました。何の勢いも感じなかったが、みぞおちで落ちていく感覚はありました。宇宙でいろんな旅をして慣れてきた私がこの感覚を覚えるのは尋常ではありません。

H字型の建造物の足元に着きましたが、あまりにも巨大すぎて、私が知っている建造物の中に、それと比較できるほどのものは見つかりませんでした。バスはそのまま建造物の下の洞窟に入りました。洞窟の壁はキラキラしていて、結晶のようですが透明ではありませんでした。

洞窟の中には、オベリスクのような構造物もいくつかありました。どれもどこかにH字のような象徴をかたどっていて、まるでトーテム・ポールでした。

私たちが降りた場所に巨大な入り口があり、その奥にはさらに巨大な洞窟があります。何の前触れも無しに、身長5メートル弱の存在が目の前に現れました。肌は白くてなめらかで、全身に白い服を着ていました。エンシャールの人たちは彼をセンチネル(監視員)と呼びました。

彼の着ている服は輝いていて、プラスチックから磨かれた革のようでした。目は黒くて鼻の形は変わっています。顔から少し下向きに角度をつけていますが、先っぽは上向きにとんがっていて奇妙な構造になっています。頬骨はすっきりしていて、まるで直線で構成されたようです。彼は一言も話しませんでした。その代わり、向きを変えると頭を少し動かして大きな洞窟へ入るように合図しました。

洞窟に入る前の角度から見ると、中に巨大なガラス構造物の一部が見えました。ガラスは車の着色窓のようなやや灰黒色の色合いでした。二人のパイロットは入り口に留まり、カーリーだけは私の傍らについて洞窟に入りました。

洞窟に入ると、さっき見たガラスの構造物が巨大なガラスのピラミッドらしきものの一部だと気付いて愕然しました。ピラミッドの基部は四角形ではありませんでした。四辺は直線ではなく、内側にカーブしていて、アーチ状のままで上に延びていっています。それぞれの辺には広く開かれた空間があり、そこからピラミッドの中央へ入っていけるようになっており、私たちはそこから中に入りました。

ピラミッドに入ると、光る静止記号が半透明の壁一面に現れました。中の天井は100メートル以上の高さです。ピラミッド全体の高さは330メートル以上ですが、洞窟の天井はそのさらに30メートル上にあります。

するとセンチネルが意識の中に入って来ました。白いドラコの王族から受けた体験よりもずっと強烈でしたが、乱暴さや脅威は感じませんでした。最初は「人生の回顧」のような体験でした。自分の人生の記憶が次々と現れました。かつて我が家にあった青い揺り椅子に父が座っていたのが見えました。まるでビデオの早送りのように思い出の断片が突発的に再生されました。どうやら現在から巻き戻されていっているようでした。スピードを落として見ることはできませんでしたが、そこには自分の全人生が要約されていたようです。それから、「自分の記憶」ではない体験が続きました。少なくともそれは今の人生の自分の体験ではありませんでした。これらの記憶が現れては消えていきますが、あまりにも速すぎて何も覚えていませんでした。素晴らしい宇宙体験でした。それでいて懐かしさもありました。コンピューター画面のログ情報がすごい速さで流れていて、何も見て取れなかったのを思い出しました。

この体験を受けて以来、まるで頭の中に巨大な圧縮ファイルが読み込まれたように感じました。それは頭の中で膨大な記憶領域を占めていますが、その中身を開けるパスワードを私はまだ持っていません。

それから、センチネルはただ一度の問いかけをしてきました。

「自分が誰だったか、誰であるか、誰になるかという情報を知りたいですか?」という問いかけでした。その会話は頭の中ではなく、まるで全身で受けたように思えて、私はハッとしました。ここでも私は「ノー」と答えざるを得ませんでした。前にも言われました。この答えが、私のすべての人間関係を根本から、想像もつかないほどに広範囲の影響を与えるということを。ほかのこともありますが、やはり自分の家族のことが心配になりました。

その時に視界の片隅に何かの動きが目に入りました。カーリーをちらっと見ました。彼女は腕を組みながら下を見て、顔には大きな笑みを浮かべました。どうやら以前彼女が同じ質問をした時と同じ頑固さがいまも私に取り憑いているようです。でも、私は自分の答えに悔いはありません。

次の瞬間、ピラミッドは息を吹き返しました。ガラスのピラミッドを横切るように、様々な色の記号が動いていました。私はカーリーとセンチネルに振り向いて彼らの反応を探りました。カーリーはすぐに彼女のやせ細った指でガラスのピラミッドを指さして、「ちゃんと見て!」と交信してきました。

どうも二種類の記号があるようです。大きくて止まっている記号と、色を点滅させながらあらゆる方向を行き交う記号です。音がピラミッドの中から物理的に聞こえてきたのではなく、頭の中で鳴っているように感じました。目の前に映っているものを全く理解できませんでした。最近発見されたミステリー・サークルに描かれた記号とよく似たものが見えたのにはさすがに愕然しました。仮にそのミステリー・サークルが偽物だとしても、それを作った人間はきっと、私が今やり取りしているのと同じ意識からインスピレーションを受け取ったのでしょう。そのクリスタルのピラミッドに映っている記号を見ていると、突然それは数字と数学の公式に思えてきました。

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これらは数学の公式かとカーリーに聞きました。彼女は待ちきれずに「これは古代種族の数学言語ですよ」と答えました。彼女はピラミッドを再び指さして、私に見続けるように促しました。それから突然すべての記号が消え、入った時に表示されていたものだけが残りました。それ以上何の交信も無く、センチネルも消えました。カーリーは振り返って歩き出し、ピラミッドから出て行きました。私も後を続きました。私はものすごく混乱していて、すこしガッカリしました。「それで終わり?」と思いました。

次は土星の軌道外にある古代ビルダー種族基地に向かうとカーリーに言われました。

私は立ち止まって、いま起きたことについて彼女に尋ねました。いま私に渡されていた情報を彼女も私から受け取ったそうです。「どういうことか、いずれ将来に分かることでしょう」と。
「彼らが知らなかったことで、私から受け取れる情報って一体なんでしょうか」と思いました。もっと追究したかったのですが、彼女がこれ以上説明するつもりがないことを感じました。

二人のパイロットと合流して、エンシャールの宇宙バスでH字型構造物の下にある洞窟から出ました。次の瞬間、もう宇宙空間に戻りました。

そこから土星が見えました。あの位置からでは、ほぼ1ドル硬貨の大きさでした。これから向かう土星軌道外のステーションとほぼ同じ軌道位置に、木星にも同じステーションがあり、そちらはスーパー連邦の会議が開かれる場所でした。スーパー連邦会議のステーションに行くときは時間バブルを通過しますが、今回もそれと同じ時間バブルに入りました。バブルを出ると目の前に土星のステーションが現れました。回りにほかの宇宙船はありませんでした。エンシャールのバスの情報画面には、生命活動が全く検出されていませんでした。

バスがドッキングすると私たちは中に入りました。ステーションの細長い部分を下っていくと、木星のステーションと同じロビーに着きました。金星の基地と同じように、もう一人のセンチネルがいきなり目の前に現れました。今回も同じように私の意識の中に入ってきました。

今度は違う映像を見せられました。まず、巨大な球状の物体が、太陽系に入ってくる巨大宇宙船を電光に導く光景でした。これらの球体は何なのか、はっきり見分けられませんが、衛星または小惑星のようでした。それだけ巨大なのです。私たちの太陽系を今訪れている球体とは見た目が違います。形のはっきりしている物理的な物体です。

それから、何百もの戦闘シーンが超高速で流れていきました。同様の出来事を繰り返し表現しているようです。まだ大気と液状の水を保っていた時代の火星らしき天体が見えました。それに向けて、球体の一つが電光を撃ち込みました。電光が火星の表面を切り裂いて、巨大な峡谷を作りました。大気中は真っ赤に燃える残骸が溢れかえっていました。惑星から吹き飛ばされた残骸もあれば、地表に降り注ぐ残骸もありました。

大気中は水蒸気に満たされました。膨大な量の蒸気が惑星からはぎ取られ、宇宙空間に流れ込むと凍ってしまいました。他の場面がいくつもよぎった後、再び火星の場面に戻りました。惑星はひどい損傷を受けていて、現在の火星に似た感じになっていくのが見えました。

続いて地表に大きなキノコ雲が複数現れて、巨大な宇宙船が惑星から四方八方へ離脱していくのが見えました。宇宙船は地球に向かったものと、逆方向へ向かったものがあります。これは惑星の最初の大破壊からかなり後に起きた全く別の出来事だと分かりました。どうやら、惑星規模の核戦争のようです。

自分の呼吸と心拍数が著しく上がったことに気付きました。不安で胸が締め付けられたのを感じました。そして始まったときと同じように映像は突然止まり、センチネルの姿が消えました。

カーリーは心配そうに私を見て、一息入れようかと尋ねました。私はいま起きたことについて彼女に聞きました。それは、古代ビルダー種族が保存していた情報データであり、私の通常の意識状態では受け取れないものだったとカーリーは説明しました。それを記憶にとどめて、知らせられなければ、何の意味があるのかと、彼女に聞きました。「近い将来に理由が分かるよ」と、彼女は微笑んで答えました。今回訪れたこの二箇所で起きたことへの好奇心に対して、彼女から満足できる回答は得られませんでしたが、いまのところ、それが自分に伝えられることはないと悟りました。

私たちは自力で土星ステーションの通路を下って、エンシャールの宇宙バスまで戻りました。そして出発地であったエンシャールの格納庫に戻りました。あまりにも考え込んだ私は、ステーションからの離陸も格納庫への到着も殆ど気付きませんでした。気力が枯渇したように感じました。家に帰されると、着替えもせずにそのままベッドに潜り込んですぐ眠りにつきました。

それ以来、カーリーとは数回のエーテリック会合を重ね、SSP同盟とも一回会いました。新しい情報は少しだけ与えられましたが、宇宙的な意味合いで特に重要なものはありませんでした。ゴンザレスが今回の会合で言及したサポートは何一つ提供されませんでした。助けてくれると言われて、期待したのに。

なぜ約束のサポートが届かないのかと聞いたら、その前にやっておくべきことがいくつかあると言われました。SSPの 20-and-back プログラムを受けたことで、私に退行症状が現れていますが、それを和らげるまたは取り除くためのヒーリング技術は、ただではもらえないと感じました。条件があるのでしょう。

また、私の潜在意識に埋め込まれた古代ビルダー種族の情報を、彼らは獲得に強い関心を示し、その取り出しに力を貸すと言ってきました。彼らの駒になってほしいという意図は非常に明白です。彼らの条件は、私が大衆の目の前から消えて、水面下で彼らのために働くことです。その合意が得られなかったため、物別れになり、両方ともガッカリした結果になりました。

それ以来、私は莫大な時間をかけて、古代ビルダー種族のセンチネルが与えてくれた情報へのアクセスを試みました。まだ成功していません。後に教えられましたが、もしセンチネルの提案を受け入れていたら、その情報へのアクセスはすぐにでも与えられたそうです。

デービッド・ウィルコックによる後書き

コーリーの最新の体験を読みましたが、実に興味深いです。

彼はまだ私の新著「アセンションの秘密」をそれほど読んでいませんが、今回の話は、8月30日に出版されるこの本の中身と直接に関連している部分が複数箇所あります。

この本はインサイダーの情報と、「一なるものの法則」から得た古代宗教の教義と研究を組み合わせて、50万年間にわたり、私たちの太陽系内で続けられていた善と悪の古代戦争の物語を紡いでいます。

物語は、「一なるものの法則」に述べられたように、26億年前にここで発生した古代ビルダー種族から始まっています。彼らは最初に金星に現れました。

コーリーは、彼らが残した施設への案内を受けたようです。彼に紹介されたのは、彼ら自身または彼らの守護者の一人を模したホログラム・イメージのセンチネルでした。

ガーディアンと呼ばれるグループが、古代ビルダー種族に強力な防衛技術を与えて、異星人の侵略から守りました。それはまるごと衛星になっている技術で、武器としても利用できるものでした。スターウォーズのデススターみたいなものでした。

太陽系は銀河系内において、誰もが欲しがる領域です。当初、敵意を持つ侵略者から、この武器は私たちの太陽系と数々の近隣星系を守ってくれました。

私たちの太陽系はどうもある種の宇宙的な流刑地として使われていたようです。ほかの世界でアセンションできなかった人たちがここに移されて、立ち直ることを期待されていたようです。

なのに、彼らはネガティブで略奪的なAIと契約してしまい、自分の身体をナノマシンで満たして、超人的な能力を与えました。

AIの圧倒的な力を意のままに操れり、彼らは防衛用衛星への侵入に成功し、それらを当初の意図になかった攻撃的な武器として利用しました。

私はこの非常に好戦的なグループを帝国と呼びました。彼らは近隣の惑星を攻撃して、強力な敵を作りました。

火星の破壊はこれらの衛星の一つから放たれた攻撃によるものだと、ゴンザレスはすでに説明しました。コーリーの受け取った映像はこの推測と関連しているようです。

ブルーエイビアンズが「一なるものの法則」での言葉使いで、コーリーと会話するようになった点は非常に興味深いです。私は最初から、この両者が同一人物だと思っていました。

(20年間もかけて研究してきた)「一なるものの法則」の発信元がいまこうして物理的にかつ個人的に現れてくれるのを思うと、これはもはや自分の人生の中で、一番の驚きでしょう。

コーリーはこれらを直接に体験しており、私はその話を彼から聞くしかありませんが、少なくとも今日までに、いくつかの特筆すべき例外を除けば、これは私たち二人だけの秘密でした。

彼の体験の広がりと奥深さは、彼が個人的に払ったそれ相応の犠牲によって手に入れたものです。わたしはそれを直に見てきました。彼が嘘をついているとはとても思えません。私の経験と目撃した事実が教えてくれているのです。彼は非常にリアルな体験をしていることを。

私たち二人とも、「一なるものの法則」に描かれているように、強力な「悪意の挨拶」を体験してきました。それがいまも続いているのです。

その結果、私たち二人と一緒に働いていたあらゆる階層の人たちが不満を覚え、私たちがこの取り組みに十分な努力をしていないという印象を持ちました。

私たち二人とも最近、大幅な自己変革とヒーリングを体験しました。これからはもっと結果を出せるように、先を見越して行動し、期待に添えるように頑張っていきたいと思います。

コーリーが受け取った、太陽イベントに続く集団アセンションの話は本の中に徹底的に検証されました。これらの新しい情報は、私が書いた内容の意味合いをさらに際立たせています。

この本の表紙は私が受け取った映像であることを忘れてはなりません。また、完成された表紙が届いた時、コーリーはまだ内部地球同盟への訪問一回目の時でした。

前にも言ったように、本の表紙に描かれたオベリスクの頂上には光るライトが描かれており、裏に土星の絵があります。

カーリーのグループは土星からやってきており、土星のペンダントをしています。彼らの庭園には巨大なオベリスクがあり、その頂点に明るいライトがついています。まさに私が本の表紙に描かせた絵です。

よほどのことでなければ、これらの相似点がすべて偶然だという可能性は極めて低いと個人的に思います。

それでも疑う人にとって現実的な見方は、コーリーと私が話を合わせてこれらすべてを作り上げたということです。でも、真実より確かなことはないでしょう。

この絶妙のタイミングでカルマが私に降りかかってきたため、私にとても嘘をつく勇気はありません。自分の考えを常に前向きに、自分も他人もできる限り愛するようにもがくしかありません。

私たち二人はどちらも、これでお金持ちになるわけではありません。コーリーの経済問題は相変わらず深刻で、それをどうにか計画的に対処する必要があります。

コーリーの体験があまりにも強烈すぎるため、彼は時に数週間の完全休養が必要な状態です。私も今年の前半によく似たような状況に置かれており、それが多くの問題を起こしています。

即時開示が必要な緊急情報を与えられたのに、私たちはそれをすぐに公開しなかったため、結果的にその罰を受けることになりました。

私に起きたことよりも、私の想像を遥かに上回る深刻な体験を、コーリーのほうが受けました。

いま、このどうみても異常な状況に適応して、私たちはなんとか元の生活を取り戻そうと奮闘しています。

このファンタジーのような状況を説明しても、そのまま受け取ってもらえるとは期待していません。

私たちはコズミック・ディスクロージャーというウィークリー番組を持っています。そこで、コーリーが彼の体験を語っています。それをあなたが自分で聞いてください。信じるかどうかを決めるのはあなたです。

最初の一ヶ月間はいまも実質的に無料です。99セントを払うだけで全部を見ることができます。キャンセルによる追加料金は発生しません。

私の場当たり的な質問に対して、コーリーはいつも真剣にしっかりとした証言を返しています。それに驚嘆した視聴者が何千人もいます。彼は決して動揺すること無く、私も彼の話の中から矛盾を見つけることは一度たりともありませんでした。

私の新作本は、集められる限りの科学的事実や、それに関連する幅広い内部関係者の発言によって完全に裏付けられています。

8月30日前にこの本を予約して頂ければ、発売日に確実に手に入ります。また、それが再度のニューヨークタイムズのベストセラー入りに貢献してくれるでしょう。そうなれば、さらにこの本の総括的な信憑性を劇的に引き上げることが出来ます。

私に言えるのは、これらの話は本当に真実です。現実は実に不思議なくらい奇妙なのです。やがて何が起きるのか、私たちが自分の目で確認することになるでしょう。

と同時に、「一なるものの法則」は愛、思いやり、寛容の重要性を説いています。そして、他人への奉仕が個人と惑星のアセンションにとって、最も重要な要因とも教えています。

もし、自分が「その一員」になれるかどうか、心配しているのなら、答えは極めて単純です。「優しくなって下さい!」

あれだけ複雑怪奇な題材がこれだけ単純なメッセージに要約されるとは、本当に不思議ですね。でも、これがまさに私たちが直面している問題の本質なのです。

これらの変化を表すより明確な兆候を、私たちが目撃することになるのは間違いないでしょう。どうかアセンションのために自分を準備しておいてください。念のためにね。

翻訳: Shigeru Mabuchi


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